写真「XR-1」

　今作から機体とロケットにそれぞれ名前が付くことになりました。
「XR-1」というのが今回の‘機体’（ロケットじゃないですよ）の名前で、‘X’は開発中を表す接頭記号、‘R’は「発射機」を表す記号で、‘１’が「１号機」を表します（離陸できなかった前作は闇に葬られたか、「初号機」ということらしいです）。
　また、特徴としては前作の反省から徹底的な軽量化を図ったことで、２重反転プロペラは廃止され、重かった‘そり’も前車輪と小さな尾‘そり’に改められています。
　なお、右主翼下に取り付けられているのは左主翼下に懸下されているロケットとバランスを取るための‘おもり’になります。

　製作に当たっても『軽量化』を一番重視し、その結果ウルトラライトプレーンのようなどこかで見たことがあるデザインになってしまいました。
　ですが、その分洗練された外見になったと思いますし、黒のプレートと黄色のパーツを組み合わせて配色もだいぶ良くなったのではと自賛しています。









　翼配置は前作と同じです。











　エンジンも前作と同じです。










　操縦席にはエンジンスロットルレバーが取り付けられ、頭上にはエンジンを直接操作するためのバルブなどが付いています。

第２回

　上記のとおり、完成した機体は離陸できませんでしたし、ロケットも発射できませんでした。
　しかも、中川も左田も素人でした。
　幸い、この世界で‘死傷事故’というのはないようなので右堂は無事でしたが、嫌がって逃げ出したくなる気持ちもよく分かります。
　そして、今度はだいぶ‘飛びそうな’機体ができましたけど、パイロット不在でどうなるのかは次回を期待してもらいたいと思います。

　なお、今回完成した２号機については明日以降‘写真’として掲載しながら説明し、３人についてのさらに詳しい説明も‘番外編’として説明したいと思います。

　また、今回から写真撮影をケータイからデジカメに替えたので、より質の高い写真で楽しんでください。

写真 その３

　今日は２機目の撮影が終わったので、明日第２弾を公開できるように２枚公開します。
　１枚目は『行きます！』という題の離陸直前の様子を撮影した作品で、２枚目の『離陸直前』はその様子を中川と左田の後ろから撮影した作品です。
『行きます！』は真正面の低い視点から撮影したのが成功して（前部‘そり’代わりのロケットエンジンの反対側が見えていたりしますが）結構迫力が出たと思いますし、『離陸直前』は横型の構図よりも引き締まった画面になったのではと思います。
　なお、左田がカメラを構えているのは「初飛行の様子を撮影して今後の設計に活かすため」という設定で、この構図ではよく見えませんが中川も左手に双眼鏡を持っています。

写真 その２

　この写真は右堂が嫌々初飛行に臨むシーンを撮った「うう、やだな……」という題名の作品です。
　機体の様子がよく分かる写真でもありますが、（昨日あれだけうんちくを書いたくせに）機体前方のかまぼこ形の部品は設定不明の‘謎’の部品だったりします。一応、整流のためとか、燃料タンクとかとは考えてみたものの、結局はっきりしないままでした。
　それと、航空機開発と同時にロケット開発を行っていることについてもちゃんと設定があるのですけど、それについてはもう少し先に説明することにして、「“Ｘプライズカップ”と関係がある」とだけ書いておきたいと思います。

写真 その１

　昨日公開した「少女たちよ、蒼空を目指せ！」の機体が完成したときの写真です。
　昨日は説明できませんでしたが、この機体は空冷星形４気筒エンジンで２重反転プロペラを回転させる複雑な仕組みを採用したことが特徴で、補助動力として前部‘そり’の代わりにもなっているロケットエンジンを搭載するというとんでもないものでもあります。
　また、機体そのものとしては‘そり’式、高翼、Ｈ型尾翼という仕様になっていて、予備の操縦桿（！）を装備しています。
　設計と製作は昨日公開したとおりそれぞれ中川と左田で、２人にと右堂についてはまた機会を改めて紹介したいと思います。
　なお、左主翼下に懸下してある‘もの’は同じく中川設計、左田製作の固体燃料ロケットであり、同時の初飛行と同時に空中発射実験を行うというスケジュールになっています。