カエルの小便

夕方、車でカエルを強制移住させたとき、手に小便を掛けられてしまいました。

と言っても、何のことか分からないでしょうからきちんと説明します。

夕方、車で外食に出ようとしたとき、ドアを閉めてからフロントガラスのど真ん中にニホンアマガエルが張り付いていることに気付きました。一瞬「下ろしてやらないと」と思ったのですが、面倒にも思ってそのまま2kmほど走ってしまったのです。途中、恨めしそうに見られたり、抗議しているみたいに前足を動かされたりしましたが、スピードは控えめ（近場なこともあって時速50km以下）にしていたし、ニホンアマガアエルも吸盤を持っているのでそんなに危険ではなかったと思います（？）。それで、目的地に着いてからニホンアマガエルをフロントガラスから下ろしてやろうとしたところ、手に小便を掛けられて抵抗されてしまったのです。多分、危険を感じての防衛行動だったのだろうと思いますが、アスファルトの上を歩かせる訳にはいかないので改めて捕まえ、目的地から数十m離れた水田に放しました。ニホンアマガエルの体温に比べて熱い人間の手に捕まって勝手に2kmも離れた水田に放り出されてしまうなんて大変だろうと思いますが、待ってもらって連れ帰られるとも思えなかったので、なんとか新しい場所で幸せになってほしいと願っています。

そして、この運転中に思ったのですが、ニホンアマガエルの生活圏というのはどれぐらいの範囲なのでしょうか？　庭の池でカエルが繁殖しているとは聞かないし、でも、2kmというのはちょっと広すぎるように思います。

最後に、カエルを特定するためにwikipediaで調べたところ、ニホンアマガエルの皮膚の粘膜には毒が含まれていたんですね。目的地に着いてからちゃんと石鹸で手を洗いましたけど、食事をしたので本当に洗っておいて良かったと思います。