コガモたちのアクロ飛行

久し振りに少し暑いくらいの晴天になった中、調整池に行ってきました。

今日の調整池で一番良かったのは、コガモのメスの群れによるアクロバット飛行（彼女たちにとったらごく当たり前の飛行）を何度も見られたことで、「鳥たちはやっぱりすごいな」と改めて感心しました。
彼女たちは他の鳥の鳴き声に反応していたらしくて、十数羽がほとんど助走なしに一斉に同じ方向に飛び立つと、そのままヨシやガマの茂みをかすめるように低空飛行をしながら密集編隊を作り、調整池の上を８の字状に数回飛び、調整池の水面の上空に低空飛行のまま侵入すると、初めて密集編隊をといて扇状に広がりながら一斉に着水したのです。
まるで投網を投げたようにきれいに波紋を作って着水する彼女たちの飛行はまさにアクロバット飛行でした。
調整池に慣れてくればもう見せてくれないと思うので、なおさら印象に残りました。

あと、他のことをまとめて書くと、

• アクロバット飛行を見せてくれた十数羽のコガモのメスたちは大陸から渡ってきたらしい
• アクロバット飛行に参加しなかった数羽のコガモのメスたちもいた
• ゴイサギたちはうまく隠れたのか、場所を変えたのか、1羽しか見かけなかった
• アイガモ兄弟は今日もいつもの場所で、草に隠れている感じだった
• バンの一家は親鳥を1羽しか見かけなかった
• ヒヨドリが3羽、ヨシやガマの茂みから飛び出して、調整池南岸の木に留まって盛んに鳴いていた
• ヨシやガマの茂みの中に結構な数のスズメがいるらしくて、にぎやかな鳴き声が聞こえた

でした。

調整池の南側では赤い彼岸花も咲いていましたし、今後、コガモ以外の冬鳥たちも少しずつ姿を見せてくれると期待しています。