コガモがいました

今日は日差しは暖かかったものの、風が強めで冷たかったので、アオジなど、小鳥はあまり姿を見せてくれませんでした。

でも、コガモは30羽以上、岸辺や水の上でくつろいでいて、さすがに大陸から渡ってきた渡り鳥だな、と思ったりしましたが、私がカメラを構えて周囲をちょろちょろするのがやっぱり気に入らないみたいで、私が観察しながら撮影している間に大半がヨシやガマの茂みの中に移動していってしまいました。野生動物だから人間を警戒するのは当然なのかもしれませんが、何度も会っているわけですし、もうちょっと逃げないでいてほしいな、と思います。

それから、今日は道を取り囲む植え込みの中に隠れていて姿をあまり見られませんでした（先週は道や斜面に出てきていました）が、結構鳴き声が聞こえました。今までの観察したことからも考えると、この「チッ、チッ」という鳴き声は一種の警戒音（威嚇とまではいかないけれど、緊張の表現や仲間に危険を知らせるメッセージ）のように思います。同じくらいの大きさのスズメなら「ここなら安心」という感じでさえずっていたりするのですが、地面に近いところに多くいるアオジにとって、何度会おうと人間は脅威なのかもしれません。ちょっと残念ですけど、警戒音でも鳴いてくれないと見付けられないので、このままかな、と思います。

最後に、この冬はまだツグミを一度も見ていません。昨冬ならもうとっくに何羽も見ているころなのですが、震災と関係していたりするのでしょうか？　この辺に来るツグミは大陸から本州に渡ってきたあと、東北の海岸沿いに南下してくるとかで、津波被害などで中継地（仮のねぐらとエサ場）を失って南下できず、こちらに来られないのかな、と根拠のない想像をしています。

【時間】11:15～11:50（大体）
【天気】晴天
【風】北からの風
【出会った鳥】コガモ、スズメ、アオジ、ヒヨドリ、ハクセキレイ、トビ（多い順、珍しい順）
【今日の写真】コガモのペア（右がメス、左がオス）