『電子のイブ（第二版）』15の一部

「メタルマックス」シリーズの影響を受けて「メタルフィールド（仮称）」というかば版の空想を始めてしまい、それほど修正できませんでした。今日はもう少し修正できるようにしたいです。

（5月8日分から続く）
「でも、美穂姉だったらその場で返事をもらえるでしょ？」
『……まあね』
　私が使っているカメラをこづこうとした井上さんは渋々認めた。
　飛島さんは仕事が忙しくなると夢中になってしまって仕事以外のことをよく忘れてしまうのだった。
『だけど、二郎の個人授業で本当に良いの？　部屋で色々試すんだったら一人で勉強した方が分かりやすいと思うよ？』
「良いの。できたら斉藤さんみたいな高度な人格を持つＡＩについても勉強したいから」
『だったら、軌道エレベーターのコンダクターになるための勉強もする？　部屋を出られれば高校にも通学――ここではネットを使って授業に出ること――できるようになるから』
「そっちはまだいいや。とりあえずプログラミングの勉強だけにする」
（後に続く）