実在する重機をいかに架空重機にするかという問題があった訳ですが、これは難しいようでかなり簡単に解決しました。
手っ取り早く三輪ローラーのそばにあったモーターグレーダーとの合体を考え、さらにそういう重機を誰が使うかと考えてみたのです。‘道路族’という設定はひらめきに近いものだったので詳しくは説明できませんけど、重機のユーザーを考える中から出てきた可能性が高いと思います。
ちなみに、この道路族という設定はたちまちのうちにふくれあがり、書ききれなかったものとしては次のものなどがあります。なお、詳しく書いていくとさらにふくれあがってしまうので、簡潔な箇条書きにさせてもらいます。
・道路族と鉄道族は都市部よりも地方区が主戦場
・都市部の線路は砂利バラストを使っていないことがあるため
・2両からなる組にしたのは、
・実用的なエンジン出力
・トラックでの輸送性
・両者の運用条件(1号は振動が大きく、2号は大きな振動が好ましくない)が異なる
・運用目的が限定され、機能を集約できる
・部隊の規模を小さくするほど被発見率を低下できる
ことなどを考慮したため
・1号をキャタピラ方式にしたのは、
・ブレードでレールを撤去したり、リッパーで枕木を掘り起こすのに大きな摩擦係数が必要
・砂利バラストの上を走行する
ことなどを考慮したため(元々接地圧など様々なことを考えると、多脚式は兵器や重機には適さないと思っています)
・突進小隊の後には、
1.砂利バラストより細かい砂利を運び込んでならすダンプとブルドーザーの組
2.アスファルト舗装をする組
などが続く
・これらの舞台をまとめて‘大隊’なども編制される
・‘突進小隊’の命名は‘敵(鉄道族)の影響下の地域に食い込み、後に続く舞台のための穴を空ける’ことが任務なことから
こうしてユーザーと運用目的は決まったのですが、この日のうちに制作を始めても決まっているのは1号と2号に持たせる機能ばかりで、実際の制作に必要なことは何一つ決めてなかったのです。(続く)
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