結合モジュール

最大6基のモジュールを結合できる

直径：5m
総重量：8,000kg
材質：軽金属

モジュール配置を変更

先日、モジュールの配置が分かるイラストを掲載しましたが、変更しました。

変更の理由はArkの生命維持の大半を担う機械モジュールCが中心近くにないことで、機械モジュールAとBも多少生命維持を担っていても、効率的でない上に脆弱であると判断しました。

また、同時に、スタッフ居住モジュール、サービスモジュール、エアロックモジュールを中心近くに移して、Arkのどこにでも同じくらいの労力で移動できるようにしました。

この変更により打ち上げ順序なども変更しなければなりませんが、そちらはこれから検討していく予定です。

モジュール配置図

以前、全体イラストを掲載しましたが、今回は各モジュールがどう連結されるかが分かるイラストを掲載します。

ただし、寸法がはっきり決まっていないモジュールも多いので、大きさなどは参考になりません。

全体として、軸になる部分に軽金属製のモジュールを使用し、膨張式の分譲モジュールは軸に追加するデザインで、機械モジュールＡを地球に向け、機械モジュールＣを宇宙側に向けた姿勢で飛行すると計画しています。

地球に対して垂直な姿勢で飛行するのは有利なことではありませんが、どの分譲モジュールからも同じように地球を見下ろせるようにするにはこの姿勢が一番良いとの判断です。軌道維持のための推進剤消費が大きくなりすぎたり、デブリなどとの衝突の危険性が大きくなりすぎる場合は軌道を500km程度まで上げることなどで対応したいと考えています。

打ち上げの内訳

打ち上げ回数は現在のところ、72回を予定しています。

内訳は、

• モジュールの打ち上げ：36回
• 補給のため：9回
• 人員交替のため：8回
• 脱出艇のため：6回
• 太陽電池のため：4回
• ラジエーターのため：4回
• 分譲モジュールの内装のため：3回
• ロボットアームのため：1回
• 無人作業艇のため：1回

というもので、建造に従事する宇宙飛行士は半年交替、補給も半年に1回と予定しています。

ただし、宇宙飛行士交替のための打ち上げと補給のための打ち上げは3ヶ月ずつずらして打ち上げられるので、水や食料などの生活物資は3ヶ月おきに補給する予定です。

現在の国際宇宙ステーション（ISS）における滞在日数の目安は3ヶ月だそうですが、建造時までには経験が蓄積され、半年滞在でも問題ないと考えています。

機械モジュールは3種類

現在のところ、3基ある機械モジュールはすべて性格が違う3種類のモジュールになると予定しています。

内訳は、

• 機械モジュールA：最初に打ち上げるモジュールで、自前の太陽発電パネルを持ち、限定的ながらすべての機能を持つ
• 機械モジュールB：電気関係を主体にする
• 機械モジュールC：生命維持を主体にする

の3種類で、国際宇宙ステーション（ISS）のザーリャ、ズヴェズダをモデルにし、より先進的で実績のある技術を使って製造する予定です。Ark建造時にはすでに宇宙ホテルや月面恒久有人基地が存在する予定ですから、新技術や装置の開発を行う必要は少なく、コストも抑えられると思います。

なお、生命維持では現在の化学的な処理から、微生物や藻を利用した生物学的な処理が使われるだろうと考えています。