不思議なハクセキレイを見ました

今日は冷え込みがゆるんで、東からの風が少しあったものの、そんなに寒く感じない晴天でした。

そして、そんな天気の中行ってきた今日の調整池では、“わらしべ（草の茎？）”を1本常に持ち歩いていた不思議なハクセキレイを見ました。

そのハクセキレイが最初にいたのは調整池の北岸で、ちょっと距離があってわらしべが見えなかったことから、飛び方が少しおかしい（短い距離しか飛ばないなど）若いハクセキレイだと思っていました。でも、調整池からの帰りにわらしべを1本持ち歩いていたハクセキレイを見かけ（小さな丸い石を何度もくわえたり、落としたりしていて、私がかなり近付いても逃げようとしませんでした）、帰宅後に写真を確認して調整池でもわらしべを持っていたことを知って、このハクセキレイが調整池を飛び立ったあともわらしべをずっと持ち歩いていたらしいと知りました。
この2羽が違うハクセキレイの可能性はありますけど、今まで見たことのない行動をしているハクセキレイが突然何羽も現れるとは思いませんし、2羽のいた場所が比較的近く（100mと離れていない）、2羽とも地面にぺたんと座り込む行動も何度もしていたので、多分、同一のハクセキレイだと思います。
このハクセキレイがなぜわらしべを持ち歩いていた（足に絡んでいたようにはとても見えませんでした）かは不明ですが（巣作りの季節ではないですし）、珍しい行動を見られたと素直に喜んでいます。

ほかには、調整池の南岸の木の枝で、先週見かけたものと同じ個体と思われるツグミと、色がちょっと薄くて、もしかしたら若い個体かもしれないツグミの4羽のグループを見かけました。今まで見かけたツグミは大抵単独行動だったので、若い個体だったからこそ、グループになっていたのかもしれないと思っています。

あと、ちょうど時間が良かったのか、ヨシやガマの茂みから北（住宅地）や北西（道路を挟んだ別の公園）に向かって飛び立った合計40羽くらいのスズメと、そのあとに北から入ってきた40羽くらいのスズメの1集団を見かけました。調整池にいる間でこんなに多くのスズメを見たのは珍しかったです。
また、40羽くらいの集団がヨシやガマの茂みに入ってからしばらくは、盛んにさえずって点呼や場所決めなどを行っている感じでした。多分、さえずり合うことで互いに確認しあって、一段落して始めて鳴くのを止めるのだろうと思います。

【写真】「わらしべ長者」ではなく、わらしべハクセキレイ