バンがまだいました

今日はアイガモ兄弟にエサをあげている人がいて、見ていたらバンの成鳥も2羽、アイガモ兄弟と一緒にエサを食べていました。

バンが初夏から夏の終わりまで調整池で子育てしていることは確認していましたが、そのあと秋冬春と姿を見かけたことがなかったので、今までずっと「バンは子育てのためにどこかから調整池にやって来て、子育てが終わったらどこかへ行く」とばかり思っていました。ですが、今回見かけたことで、「バンは一年中調整池にいたが、子育てで活動が活発になる初夏から夏にしか見かけない」という可能性が出てきました。私にとってちょっと大きな発見で、興奮しています。今までの経験から再度見かけることは難しいと思いますが、この冬に2～3回確認して、本当に初夏から夏以外にもいるのか見極めたいです。

また、エサやりが終わり、私もその場から少し離れたころを見計らったかのように、ハシボソガラスが1羽やってきて残ったエサを拾っていました。調整池の外との間を3回ほど往復していたことから、エサを食べに来たというより、どこかに蓄えておくために来ていたようです。以前にも何度かハシボソガラスが1羽同じような行動をしているところを見ているので、多分、同じ個体がエサやりに来る人がいることを学習して、エサやりが行われるのを近くで観察していたのだろうと思います。なぜその個体だけが来て、ほかの個体は来ないのかは不明ですが、もしかしたら、その個体が情報を独占していたり、どこかで権利を賭けて争っていたり、エサ場として独占する性質が元々あったりするのかもしれません。こちらも解明は難しいでしょうが、今後も観察していきます。

それから、先週見かけたグループと同じと思うセキレイのグループを今日も見かけたのですが、ハクセキレイが2羽だけで、セグロセキレイは見かけませんでした。私が見付けられなかっただけということはないと思うので、今日がたまたまたなのか、先週までがたまたまだったのか、来週もしっかり観察します。

最後に、今日は日差しが少し暑いくらいの晴天でしたが、先週より風が弱いのが良くなかったのか、雨の翌日だったのが良くなかったのか、それとも、やはり冬だからなのか、先週ほど赤トンボやアブの仲間を見かけませんでした。でも、先週は気付かなかったキチョウなどの小型のチョウはいくらか見かけました。

【時間】11:20～12:00（大体）

【天気】快晴

【風】北からの弱い風

【出会った鳥】コガモ、スズメ、アオジ、カワラヒワ、バン、ヒヨドリ、ハクセキレイ（成鳥・幼鳥）、アイガモ兄弟、ハシボソガラス（多い順、珍しい順）

【今日の写真】冬のバン