スズメのお宿の東西格差

このところ急に寒くなりましたが、今日は昼ごろから暖かく晴れてくれました。

そんな中行ってきた今日の調整池は、

• 水面はアイガモ兄弟が独占
• ヨシやガマの茂みはスズメが独占

という感じで、他にはちょっとだけ姿を見せてくれたヒヨドリとハクセキレイくらいしか見かけませんでした。

でも、アイガモ兄弟が久し振りに水面を一周するように泳ぐところを見せてくれたり、スズメたちが一体どれくらいいるのかと観察したり（90羽くらいいるようでした）していたので、あまり寂しいという感じはしませんでした。

そして、スズメたちの観察で気付いたのですが、ヨシやガマの茂みにはどうもランクがあるようです。
というのも、ヨシやガマの茂みは数年前くらいから中央部が草原化し始めて東西に分断されているのですが、分断された東側と西側のヨシやガマの茂みには大きな違いがあるのです。

東側 ： ヨシやガマはまばらで倒れかかっているものもあるほか、セイタカアワダチソウなども生えていて、面積も狭い
西側 ： ヨシやガマが密に生えていて、面積が広い

 

という違いで、西側 ＞ 東側 というランクがあるようでした。
そのせいか、西側のスズメは騒々しいくらいにさえずっているのに、東側のスズメは近くに行くまでいることに気付かなかったくらい静かでした。そして、西側に入れる余地があると思ったのか、東側から50羽くらいが一斉に飛び立って西側に移ったり、調整池の外に出ていったりしていました。

私にとってちょっとした発見で、次回も観察が楽しみです。

【写真】久し振りに泳ぐところを見たアイガモ兄弟