カワウの威嚇？

今日の調整池は、晴れて日差しはありましたが、南東からの風が少し強くて、日差し以上に寒く感じる天気でした。

でも、鳥たちの活動にはあまり影響はなかったようで、スズメたちが出入りしなかったほかは、先週とほぼ同じ種類の鳥たちを見ることができました（マヒワと思われる鳥を8羽見ましたが、はっきり確認できませんでした）。

そして、今日観察した中で目立ったのは、他の鳥に威嚇と思われる行動を取っていたカワウです。ちなみに、このカワウは先週何度も潜っていた個体と同じだと思います。このカワウは、金魚やコイのいる調整池を気に入ったのか、今日も何度も潜って魚を捕っていましたが、ヨシやガマの茂みからカルガモのペアが出てくると、右上の写真のように翼を広げた格好で近くを泳ぎ回って追い払ってしまいました。さらに、チュウダイサギが飛来して岸辺に着陸すると、今度は同じ岸辺の離れた場所に上陸して、また同じように広げた翼を見せ付けて威嚇していました。でも、チュウダイサギには通じなかったというか、威嚇すること自体が無謀だと自分でも思っていたのか、すぐに止めてしばらく調整池の外へ飛んでいってしまいました（逃げた？）。

今まで、カワウが翼を広げて乾かす（？）ところは何度も見ていましたが、他の鳥に見せ付けるように広げるところ、特に、泳ぎながら広げるところを見るのは初めてで、とても興味深かったです。

……と書いたところで、もしかしたら、メスに対するディスプレイ行動の練習だったのかもしれないと、先週のカワウの写真を見てふと思いました。実際はどんな意味だったのか、言葉が通じるものならぜひ聞いてみたいです。

【今日の写真】カルガモを威嚇する（？）カワウ