外出先で撮った写真をアップしたり、練習として書いた文章などをアップしていきたいと思います。
Posted by かば - 2012.04.11,Wed
昨日思い付いた、1人でできるASW(対潜戦)ゲームのことを今日も考えていたら、リプレイというか(多分、「リプレイ」の意味を正しく理解していません)、小説風の状況説明を思い付きました。
このような軍事ものは久しく書いていませんでしたが、ちょっと良いと思える出来でしたので、アップさせてもらいます。
(以下本文)
このASWは、哨戒中の哨戒機からの「潜航中の国籍不明潜水艦発見」の報告で始まった。
付近に友軍の潜水艦の存在は報告されておらず、海上幕僚監部は敵性潜水艦と判断して、哨戒機にさらなる情報収集を、付近に展開していた護衛艦3隻と搭載ヘリコプター3機からなるASWチームには、敵性潜水艦が敵潜水艦だった場合の撃沈を命じた。
哨戒機が敵性潜水艦を発見した海域に到着したASWチームのASW指揮官は、発見から到着までにかかった時間や哨戒機からの新たな報告などから判断して、敵性潜水艦の発見地点を中心とした18浬四方の掃討エリアを設定した。そして、このエリアをさらに格子状に9分割して、中心部から「の」の字を書くように1つずつ掃討していく。なお、この時点までの敵性潜水艦の行動により、対象は第三国などの潜水艦ではなく、敵潜水艦であることが断定され、ディーゼル潜水艦であることも判明していた。
具体的な掃討方法としては、9分割したエリアをさらに格子状に36分割して、そのいくつかに搭載ヘリコプターからソノブイを投下し、エリア内のどこに敵潜水艦がいるか、いないかを絞り込んでいく。そして、敵潜水艦のいる範囲を十分絞り込んだら、今度は搭載ヘリコプターのディッピングソーナーやMADを使って、範囲を1浬四方にまで絞り込み、搭載ヘリコプターの短魚雷か護衛艦のアスロックで攻撃、撃沈する。エリア内に敵潜水艦がいなければ、速やかに次のエリアに移動して掃討を繰り返す。搭載ヘリコプターは放たれた猟犬であり、護衛艦は敵潜水艦が掃討エリアから脱出しないようにプレッシャーをかけつつ、搭載ヘリコプターを支援するハンターの役目になる。
ただ、敵潜水艦を必ず発見できるとは限らず、攻撃が必ず成功するとも限らない。また、ASWは時間との戦いでもある。確実を期して慎重にしすぎれば、そのすきをついて脱出される可能性が高くなる。さらに、虚探知の問題を完全に避けて通ることはできない。
ASW指揮官である貴君の健闘を祈る。
※ASWのやり方や数値、用語はゲームの都合やイメージしやすさで決めたもので、実際とは異なります。実際のASWはもっと複雑ですし、原子力潜水艦が相手なら、この10倍(掃討エリアの1辺が180浬(約350kmで関東地方全体より広い)など)くらいの範囲で行われると思います。
(以上)
1人で黙々とやる大変地味なゲームなので、考えただけで終わりそうですが、小説で戦術シーンを書くときに利用できるかもしれないと思っています。
このような軍事ものは久しく書いていませんでしたが、ちょっと良いと思える出来でしたので、アップさせてもらいます。
(以下本文)
このASWは、哨戒中の哨戒機からの「潜航中の国籍不明潜水艦発見」の報告で始まった。
付近に友軍の潜水艦の存在は報告されておらず、海上幕僚監部は敵性潜水艦と判断して、哨戒機にさらなる情報収集を、付近に展開していた護衛艦3隻と搭載ヘリコプター3機からなるASWチームには、敵性潜水艦が敵潜水艦だった場合の撃沈を命じた。
哨戒機が敵性潜水艦を発見した海域に到着したASWチームのASW指揮官は、発見から到着までにかかった時間や哨戒機からの新たな報告などから判断して、敵性潜水艦の発見地点を中心とした18浬四方の掃討エリアを設定した。そして、このエリアをさらに格子状に9分割して、中心部から「の」の字を書くように1つずつ掃討していく。なお、この時点までの敵性潜水艦の行動により、対象は第三国などの潜水艦ではなく、敵潜水艦であることが断定され、ディーゼル潜水艦であることも判明していた。
具体的な掃討方法としては、9分割したエリアをさらに格子状に36分割して、そのいくつかに搭載ヘリコプターからソノブイを投下し、エリア内のどこに敵潜水艦がいるか、いないかを絞り込んでいく。そして、敵潜水艦のいる範囲を十分絞り込んだら、今度は搭載ヘリコプターのディッピングソーナーやMADを使って、範囲を1浬四方にまで絞り込み、搭載ヘリコプターの短魚雷か護衛艦のアスロックで攻撃、撃沈する。エリア内に敵潜水艦がいなければ、速やかに次のエリアに移動して掃討を繰り返す。搭載ヘリコプターは放たれた猟犬であり、護衛艦は敵潜水艦が掃討エリアから脱出しないようにプレッシャーをかけつつ、搭載ヘリコプターを支援するハンターの役目になる。
ただ、敵潜水艦を必ず発見できるとは限らず、攻撃が必ず成功するとも限らない。また、ASWは時間との戦いでもある。確実を期して慎重にしすぎれば、そのすきをついて脱出される可能性が高くなる。さらに、虚探知の問題を完全に避けて通ることはできない。
ASW指揮官である貴君の健闘を祈る。
※ASWのやり方や数値、用語はゲームの都合やイメージしやすさで決めたもので、実際とは異なります。実際のASWはもっと複雑ですし、原子力潜水艦が相手なら、この10倍(掃討エリアの1辺が180浬(約350kmで関東地方全体より広い)など)くらいの範囲で行われると思います。
(以上)
1人で黙々とやる大変地味なゲームなので、考えただけで終わりそうですが、小説で戦術シーンを書くときに利用できるかもしれないと思っています。
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軽度な短腸症候群の患者で、「短腸症候群の会」という小規模な一般社団法人の代表理事をしています。
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