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Posted by かば - 2012.08.14,Tue
独自性のある異世界にしたいと思って、「言葉(だけ)で構築される世界」というのを考えたことがあります。

ですが、改めて考えてみると、

言葉(概念)とは、曖昧な世界から切り出したもの(一部)

だと思うので、「言葉(だけ)で構築される世界」というのは、自由のない、選択肢も結果もあらかじめすべて決まっていて、分かっている世界(曖昧な、未知の部分のない世界)ということになり、創造主・著者にとってあまり面白くない世界ということになる気がします。

どういうことかというと、「言葉(だけ)で構築される世界」というのは、開始時だけでなく、始まってからも、言葉で表現できない、未知のものが出てくることを拒否します。これは、未知のものが出てくる選択肢を拒否するということであり、必然的に、自由な行動(選択)を制限して、結果が分かっている(未知ではない)選択肢しか選べないということになります。

そもそも、「言葉(だけ)で構築される世界」においては、「自由」というもの自体が成立しません。結果が分かっている選択肢(複数)から1つを選ぶことを「自由」と呼ぶのであればまた別ですが、すべての選択肢は結果が分かってるということは、どの選択肢を選ぶかということも、その1つ前の選択の段階で決まっているということになるので、この「自由」は元々存在しないということになります。確率を盛り込んで、あらかじめ分かっている結果は複数、決まる結果は1つとすれば、「自由」があるように見えますが、見かけだけで、本当にあるわけではありません。

例えるなら、「言葉(だけ)で構築される世界」は、人間のプレイヤーがいない、NPCしかいないゲームのようなものです。

全然まとまっていませんが、小説などの舞台として異世界を作るなら、言葉以外の、未知の選択肢や結果をもたらす「何か」を織り込んだ原理が必要になる気がします。

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