なぜそれがそこにあるのか？

今日、ふと思い付いたのですが、私は何かを考えたり、創作したりするとき、

• なぜそれがそこにあるのか？（経緯）
• なぜそれがそのようになっているのか？（仕組みの変遷）

の2点に、特に関心を持っているように思います。“ルイーゼ・ボッシュ具体化プロジェクト”が典型的な例で、現在制作中の『クラウディアの横顔』も、中止してしまった『結』も、この2点の検討が大半を占めていました。

でも、これは過去にさかのぼる思考になるので、小説のように「これからどうなっていくか？」という未来に進んでいく思考とは真逆なのですね。このことに気付いたら、私が小説制作でひどく時間がかかっているのはこの思考の向きの不一致にあるのかもしれないと思いました。

ただ、逆をいえば、ラストシーンから考えていけば良いということかもしれないので、今後の制作ではぜひ試してみようと思います。