制作を始めてからようやく気付いたことでしたが、私はレール幅をどうするかまったく考えていませんでした。考えていたのは1ポッチ幅のプレートかタイルを垂直に立ててレールに見立てるということだけで、今思うとよく線路が出てくる作品を作ろうと思ったものだなと思います。
それでも、そのときはなんとでもなると軽く考えていたので、とりあえずレール幅を5ポッチにすれば車輪がうまく乗ると確かめ、左の写真のように線路を造りました。このとき、1号のキャタピラと枕木の相性(枕木は1/3段高くなっているので、そのままだとキャタピラがうまく乗らない)の問題を知ったり、2号のローラー(後輪)幅は枕木幅より広く取らなければならないことなどを知りました。
そして、しばらくレール幅を5ポッチということで制作を進めたのですが、今度は出品時にジオラマ風に撮影した写真を使った方が良いのではないかと思うようになり、1号と2号が一度に乗る長い線路を造り始めました。でも、すぐにパーツが足りないことに気付いて断念せざるを得なくなって、パーツが少なくて済む3ポッチのレール幅に変更することになりました。まさに泥縄で、制作途中だった1号と2号も全面的に改造する羽目になりました。右がその改造後の写真で、線路はほぼ完成形となり、1号と2号の大きさ、形状もほぼ確定しました。
こうして、試行錯誤を経て1号と2号の具体的な大きさ、形状が決まり、さらに細かい試行錯誤を経て出品作が完成しました。形状(デザイン)後回しで制作を進めたためか「架空重機コンペディション」そのものではそれほど評価してもらえませんでしたが、‘用の美(道具の機能を追求していけば自然と美しくなる)’と思っているのでそれなりの‘美しさ’になったのではないかと思っています。次に出品する際はもっと早い段階から新奇性にも配慮して、さらに美しいレゴ作品を作りたいです。
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