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Posted by - 2025.01.14,Tue
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Posted by かば - 2012.08.06,Mon
『クラウディアの横顔』に登場するクラウディアは、

雲の海市の基盤的なインフラ(水循環・空気循環・物質循環、エネルギー、通信網、交通網など)を一手に管制するシステム(ハードウエア・ソフトウエア)

です。

宇宙船・スペースコロニーなどの同種システムを拡大したようなものという位置付けです。

元々は現在使用されているようなシステムでしたが、省力化・自動化のため、インフラの運転・監視のほかに点検・(日常)整備、警備の能力が追加され、さらに、マン = マシンインターフェイス改善のために自然言語による対話能力やシステムの状態の反映としての感情が追加されました。

インフラのためだけならこれだけで十分なのですが、その後、雲の海市の象徴として人格と女性型の駆体が与えられているという設定です。

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Posted by かば - 2012.07.29,Sun
『クラウディアの横顔』の舞台となる雲の海市の水再生システムは、
  • 汚水処理
  • 上水処理
という大きく分けて2つの機能があります。それぞれは地球の現在使用されている汚水処理や上水処理と基本的に同じです(検討するに当たっても、地球の現在使用されているやり方などを参考にしています)。

ただ、現在の日本と違って、都市全体で、汚水と一緒に有機物ゴミ(調理くずや食べ残し、刈り取った植物ゴミなど)も粉砕して回収するディスポーザーを使用していて、汚水処理では汚水を浄化するということだけでなく、有機物を回収する(回収した有機物を再利用するのは有機物再生システムという隣接する別のシステムです)ことも大きな目的になります。

また、地球のように、最終的に川や海に流して、ごく微量の処理しきれなかった物質の拡散を行うということができないので、ごく微量の物質でも処理・回収できるようになっています(このための技術はすでに実用化されています)。

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Posted by かば - 2012.07.27,Fri
『クラウディアの横顔』や『おさそい』の舞台になる雲の海市は、地面を掘り下げたところに「箱」を並べて建設すると以前書きました。

具体的に書くと、
  1. 補給路の建設
  2. 建設基地(従事者の生活場所や連絡艇の離発着場、発電所、建設車両の整備拠点など)の建設
  3. 詳細な測量・調査の実施
  4. 「箱」製造拠点の建設と削土の保管場所の確保
  5. 「箱」製造開始と都市建設予定地の掘削・整地開始
  6. 掘削した予定地に完成した「箱」を搬入・設置
  7. 設置した「箱」の連結と主要配管(主に共同構)などの取り付け
  8. 「箱」の埋設
  9. 「箱」の内側に気密シートを貼る
  10. 「箱」に空気を入れる
  11. 「箱」の内装工事
  12. 街区の完成
という流れになります。

「箱」の材質は月面の表土を型に入れて真空加熱炉で焼結させるセラミックか、専用の樹脂接着剤で固めた複合材と考えているので、製造に必要な資材の多くを現地で調達できます。

また、「箱」は専用の運搬車両(鉄道車両を輸送するトレーラーか、重量物運搬用の32輪ドーリーなどのイメージ)で、「箱」製造拠点と都市建設予定地を直結する専用の道路を通って輸送し、専用の大型クレーンを使って運搬車両から直接設置することを考えていますし、掘削やその後の整地、埋設も大規模造成工事現場で使用しているような大型重機を使用して、自動化・省力化・無人化(のちに機人・電人・GM人間・GM知的生命として認められる存在の大量使用)も極力行うことで、宇宙服を着用して行う屋外作業を極力減らすと同時に工期短縮ができると考えています。

このため、「箱」は運搬・設置しやすい、内寸で高さ5m、幅20m、奥行き4mで規格化します。ただし、ドームのような大空間も作れるように、また別の規格もあります。

具体的な工期は考えていませんが、『クラウディアの横顔』(23世紀初め)の人口数万人規模なら、建設開始から数年で完成(部分的な居住開始なら更に早い)と考えています。

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Posted by かば - 2012.07.14,Sat
『クラウディアの横顔』の舞台となる22世紀前半の宇宙都市には、まだ先鋭化していないものの、政治・社会・人種(?)対立が存在します。

背景には地球社会が強力に推進している宇宙への移民・開発政策があって、この政策への賛否が原因になります。対立は、
  • 月面生まれや初期移住者を中心とした“独立派”
  • 地球からの出張や後期移住者を中心とした“地球派”
に分かれる形で生じています。独立派は移民や開発のスピードが速すぎて生活が向上しないことへの不満、圧倒的な資本や技術力を背景とした地球派の傲慢な態度への反感などから、政策を修正してスピードを緩めること、そして、地球に対して対等な政治力(政策への拒否権を含む決定権)を求めています。地球派は移民や開発のスピードが遅れがちで地球の環境や社会・経済問題の改善が思うように進んでいないことへの不満、自分たちの方が優れていると地球派(特に、後期移住者)を見下す独立派の尊大な態度への反感などから、独立派に対して政策への更なる協力を求めています(対立はこのほかに、人格を持つロボットやゲノム機械の扱いなどでも起こっていますが、こちらは単純に「宇宙都市 vs 地球」という構図ではありません)。

この対立が最終的に、22世紀中ごろの“宇宙戦争”につながるのですが、このころはまだ独立派の経済力・生産力が弱体で、「独立」という目的で団結できていない(地球派も団結していたわけではないですが、元々の人口の違いもあって、このころの独立派は地球側に一目置かれるほどになっていませんでした)ため、表面化もしていませんでした(特定の都市で表面化していても、宇宙都市全体の問題として表面化するほどではないという意味です)。

雲の海市は、このような状況の中、独立派の資本で建設され、独立派が市長を務めるという“先進的な”都市だったこともあって、対立が先鋭化し始めていました。そして、『クラウディアの横顔』で起こる事件につながります。

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Posted by かば - 2012.04.16,Mon
雲の海市は、基本的に地下に作られています。正確には、月面を掘り下げて作ったスペースに「箱」を並べ、掘り下げたときに出た土砂で埋めて作られています。

これは月面に降り注ぐ放射線や微小隕石、そして、昼夜の激しい温度差から都市を守るためと、建設費を安く、工期を短くして、必要な技術を簡単にするための工夫でもあります。

ただ、雲の海市のすべてがそうというわけではなくて、展望ドームのように月面上に作られている部分もあります。


また、「箱」を並べて作るため、都市の基本的な形は、断面が長方形のトンネルになります。そして、このトンネルを櫛状に並べたり、格子状や放射状に組み合わせたりしています。


なお、『クラウディアの横顔』では、浄水場・下水処理場・清掃センターに都市内の空気の清浄化や管理を行う、いわば都市の心臓部が舞台になりますが、この部分も「箱」を並べたトンネルを4本並べて作られていて、トンネル1本の長さは7kmにもなります。

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かば
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男性
誕生日:
1978/12/25
職業:
患者団体役員
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考え事
自己紹介:
軽度な短腸症候群の患者で、「短腸症候群の会」という小規模な一般社団法人の代表理事をしています。
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